死者178人 安否不明62人に 西日本豪雨 新たな避難指示も

死者178人 安否不明62人に 西日本豪雨 新たな避難指示も

甚大な被害をもたらした西日本豪雨による死者は178人、安否不明者は62人となった。
また11日は、広島県内で、ため池の決壊のおそれが出たため、東広島市などで緊急の避難指示が出された。

11日午後2時27分、東広島市八本松町のため池が決壊するおそれがあることから、避難指示が発令された。

さらに、東広島市河内町のため池「正反田池」でも決壊のおそれがあるとして、避難指示が出されたが、この避難指示は夕方解除された。

一方、福山市でも3カ所で、ため池が一部決壊したり、決壊のおそれがあるとして、避難指示が出され、うち2カ所は今も避難指示が発令されている。

呉市安浦町の市原地区では、土石流が砂防ダムを破壊し、大きな被害が出ている。

この地区には、25世帯およそ50人が暮らしていたが、集落の半分以上が流され、少なくとも3人の行方がわからなくなっていて、警察と消防、自衛隊およそ100人態勢で捜索が行われた。

また、熊野町の川角地区では11日夜、新たに男性とみられる1人の遺体が発見され、遺族とみられる男性たちが見守る中、遺体が搬送された。

今回の豪雨による死者は、FNNのまとめで、広島県で75人、岡山県で57人など12府県で178人となり、安否不明者は広島県で38人、岡山県で18人など、あわせて62人にのぼっている。

西日本豪雨 首相視察「迅速に激甚指定」 即応予備自衛官300人招集

 安倍晋三首相は11日、西日本豪雨の激甚災害指定について「迅速に指定するよう作業を進める」と述べた。被災地視察で訪れた岡山市内で記者団に語った。首相は、被災者へのきめ細やかな生活支援と生活再建に対し「十分な予備費の活用、普通交付税の前倒しなどしっかりと財政措置を講じる」と強調した。首相は13、15両日も視察を予定しており、行き先は広島、愛媛両県を調整している。

首相は自衛隊ヘリから、川が決壊し浸水被害が発生した倉敷市真備町地区などを視察した。避難所になっている小学校では、被災者の手を握り「体は大丈夫ですか」などと声をかけた。決壊現場近くの献花台も訪れて献花、黙祷(もくとう)した。

一方、小野寺五典防衛相は11日、豪雨対応のため、元自衛官で民間企業などに勤める即応予備自衛官を約300人招集する方針を明かした。

即応予備自衛官の招集は平成23年の東日本大震災、28年の熊本地震に続き3回目。12日から被害の大きい広島を中心に生活支援活動を行う見通しだ。

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